恵美須屋のものづくり

「本物」であることにこだわる

技術が進歩してきた現代においても鞄は手作業で作られております。裏方の商売人としては当たり前のことですが、意外と今はほとんどコンピューターで縫われていると思われている方も多いようです。確かに当社にもコンピューターミシンはあり、できる限り活用するようにしておりますが、最終段階で平面のものを立体に仕上げる時には職人の腕が必要になってきます。ひとつひとつ人が手作業で縫い上げる「本物」の鞄をお届けするように頑張っております。

人と道具と

フランスの哲学者で人類は工作をするものと定義した人がいました。長い歴史、人は道具を使うことで進化してきました。鞄を縫うのに適した道具を使い、作業に慣れることで練度を高めた職人が縫い上げる。必要な道具は揃えるべきだと考えます。そして使いこなすことで1本の鞄の完成度を高めることが可能になると考えております。

ミシン

プロフェッショナルの真剣勝負

当社の扱う鞄では値段の高いものも安いものも多くあります。しかし、安ければ目トビしていてもいいのか?答えはNoです。全ての商品は検品をして、問題がないかのチェックを行っております。「まあ、いいか…」で通してしまえばそれまでですが、当社は「プロフェッショナルとして通してよいのか?」「お客様は満足されるのか?」「商売人としてどうなのか?」にこだわって検品しております。「こちらで検品するからその分値段を下げて欲しい。」と依頼されることもありましたが、検品せずに出荷することは当社の流儀に反しますのでお断りをしております。新商品を作る時も、企画のプロフェッショナルが型を作り、機能性にこだわり、素材にこだわり、補強にこだわり作っております。自信を持って当社の鞄を使っていただく為に、多くのプロフェッショナルの手を経て鞄を送り出しております。